青山俊董老師の講演会を聞いて

このエントリーをはてなブックマークに追加

七月に高崎市のシティーギャラリーコアホールにで、曹洞宗寺族会六十周年記念講演が開催されました。寺族会とは寺院の奥さんの会です。講師は、曹洞宗の愛知専門尼僧堂の堂頭である青山俊董老師をお招きしました。尼僧堂の堂頭として四十年以上、曹洞宗の尼僧(女性の僧侶)を指導され続けた方です。指導を受けた僧侶は何百人にもわたり、青山老師の薫陶を受ける為に世界中から愛知専門尼僧堂には人が集まり続けています。

そんな青山老師の講演で印象に残ったのは「命の方向づけ」という言葉でした。青山老師は「私は利他行という言葉があまり好きではないんですよ。天地一杯に生かされているこの命への恩返し、その命に相応しい生き方をしてゆく。利他行というのは、命の方向づけのことなのですよ」と言いました。

利他行というのは、仏教用語で他人に良い事をしましょうという言葉です。でも「良い事」というと何か特別な事、感謝されるような事などを思い浮かべてしまいます。けれど青山老師の教えからは、日常の中友人や家族と話している言葉に心を込めること、トイレを丁寧に使うことなど、一つ一つが実は利他行であることに気づかされます。日々の生活の中に仏教があることを改めて教えていただいた出来事でした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です