軽井沢青松寺別院にて眼蔵会

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二泊三日の日程で、長野県軽井沢にあります青松寺別院様において眼蔵会が行われました。

禅の修行道場であります永平寺、その永平寺を開かれた道元禅師さまには『正法眼蔵』という九十六巻(諸説あり)にもおよぶ大変難解な書物があります。

その書物の講義を受ける会です。朝の坐禅から始まり、朝課諷経、坐禅道場での精進料理、坐禅を組みながら講義と受け、日中諷経、坐禅道場での精進料理、講義、晩課諷経、坐禅道場での薬石、講義、、、と

坐禅を何時間もくみ仏法の教えに向き合います。

講師をお勤めくださったのは、古坂龍宏老師です。言葉の上だけでなく、そのお姿やたたずまい全身で語るその仏法の姿に、私をとりまく大自然と同じ命の力が溢れているように感じるのです。

同じ言葉、短すぎる言葉にもかかわらず、その発する人によって全く深みが変わるものがある。それは、どのような職業でも生き方でも、偽りなくその道を歩み続けた人が身につけた言葉だからなのでしょう。

私自身、口先だけの人間、重みのない人間、にならぬようしっかりと道を歩んでいきたい。

そんな想いを新たにした眼蔵会でした。

 

2018年6月6日