地元小学生たちのお寺見学

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毎年、地元の南小学校のこどもたちとその保護者の方たちが、授業「名所めぐり」でお寺を見学しています。

先日、写真と感想文を届けてくださいました。お寺の歴史などをお話し、旧陸軍墓地にもお参りしました。

頂いた感想文の中にもありましたが、戦争で亡くなった若者たちのお墓を目の前にして、その一人一人に私たちと同じように夢があり家族があったこと。それを忘れないでほしいと思います。

将来の夢、家族、友達、大切な人、それを失うのが戦争である。

今は亡くなれば、しっかりとお墓に入ることができます。しかし、激戦の地であったパラオ諸島などには、今なお戦争で亡くなった若き日本兵のお骨がジャングルの中にあります。

死してなお故郷に帰れないのです。家族はお骨さえ見ることができないこともある。

これからの日本の平和を築いてゆくこどもたちに、大人が残していかなければならないものは何か?私は、綺麗ごとや思想などではなく、歴史上の事実や現実をしっかりと伝えることだと思います。

後はこどもたち同士が、様々なことを考え、想い、話し合ってゆくことが大切なのではないか?

そのようなことを今回頂いた感想文から感じ、私自身とても良い経験をさせていただきました。

2019年3月21日